昨日、ちょっと注目していた裁判の判決がありました。
2016年の5月に起きた尼崎騒音トラブル殺人事件の被告に懲役24年が言い渡された、というものです。(求刑は30年)
この事件は尼崎のアパートの上階に住む62歳の女性の孫による振動・騒音が原因で68歳の男性がこの62歳の女性とその娘(孫の母親・当時33歳)を刃物で襲い、娘を殺害し62歳の女性に大けがを負わせたもの。
検察側は30年を求刑し、弁護側は21年未満を主張していたので判決は間を取ったような感じですが。
これは亡くなられた33歳の女性は本当にお気の毒で切なくなるのですが、68歳の犯人の男性もこの騒音トラブルは実は5年前からのようなのでそれを考えると犯人側にも少し酌量の余地があるような気がしてしまうのですが・・・
この62歳の女性には娘さんが二人いて、1人の娘さんが5年ほど前から小さい子供さんを預けられてたようでその時点で既に騒音・振動で何度かクレームを言ったようです。
で、その後3年前に別の娘さん(今回被害に遭われた)が男のお子さんを出産してそのお孫さんがよくこちらに預けられたり泊りに来ていたようです。
68歳の男性が犯した罪はとりかえしのつかない重大なもので、この判決に対しても軽すぎる、と言う意見もあれば、何でとっとと引っ越さないんだ、という疑問もあるようです。
しかも、この殺人の発端となったのはいつものように遊びに来ていたお孫さんの騒音だったようで、そのためこのまだ3歳お孫さんは母親を亡くしただけでなく、自分が騒いだせいで母親が殺されてしまったと心に深い傷を負ってしまったようで本当に何と言って良いのか・・・
事件の経緯だけを見ると68歳の男性が極悪非道のようにも思えますが、この男性は過去に前科があるわけでなく普通の人だったようです。
ただ、68歳でアパート・・・ということを考えると経済的にさほど余裕があるとは思えないので引っ越し、と簡単に言われてもその費用だって大変だろうし。。。
あと、この男性の立場になれば「なんで、オレが出てかなきゃなんねーんだ!?」と言う思いもあったかもしれない。
大家にも苦情を言っていて、両者で話し合ったこともあるらしいのですが、被害者側も母親が働かなければいけないので小さい子供さんを預ける必要もあったでしょうし・・・
ただ木造アパートで上階で走り回られるってのは確かに下の部屋はキツイ・・・
68歳。。。ともなると寝つきも悪くなるし・・・
人によっては加齢とともにキレやすくもなる・・・
このブログでも書きましたが私も前のマンションで上階の振動・騒音に悩まされて病院に通院した経験があるのでやはりこういったトラブルはキツイな・・・と。
私は自分が騒音に対して神経質だと思うのでやはり住居選びはそのあたりのトラブルを回避できるものを・・・ってことでなかなか分譲物件決まらないわけだけど。。。
今の賃貸は前回のトラブルが怖くて「最上階・角部屋」にこだわったおかげでかなり快適・・・
その分、家賃・光熱費が想定外に膨れ上がったためキツイのですが・・・
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この記事を書いた人
都内賃貸から隣接する埼玉4区に分譲を買い引っ越したものの、ビックリするくらいこの街が馴染めず、現在絶賛外出恐怖症。埼玉4区適応障害の東京ホームシック。ガチで東京リターンを模索中・・・しかし、首都圏相変わらずの物件価格高。年齢的に賃貸は無理ぽ。住宅ローンに最も嫌われるフリーランスのお一人さまは今後どうする?