一生賃貸宣言をしている友人のMちゃんに先日会ったとき、
「Nちゃん(共通の友人、50代後半、もちろん独身)、住宅ローン完済したんだって・・・すごいよねぇ」
と尊敬と称賛と羨望とねたみ&そねみが入り混じった表情と口調で教えてくれた。
Nちゃんは実家が埼玉でマンション買うまでずっと実家暮らしだった。
彼女は一度住み替えてるが、その際も前のマンションがほぼ希望価格で売れている(ただし半年かかった、その間はヒヤヒヤだったらしい)し、最初のマンションを買ったのはもう15年以上も昔。
そして、現在の職場はお給料も良いと言う話なので住宅ローン完済しても不思議はないのだが・・・
一生賃貸宣言をしているMちゃんからすると大谷翔平バリの偉業に見えるらしい。
これさぁ、賃貸生活が長いと毎月の固定費に家賃を入れて考えがちだけど、家賃が無いと家計はラクなんだよね、たとえ住宅ローンがあっても。
もちろん、住宅ローンの金額にもよるけど。
私の場合も家賃はすべて合わせると約10万円だったけど、今の住宅ローンはその半額くらいなのでその点はラクなのよ。
Nちゃんの場合は実家暮らしから分譲購入・・・と一度も家賃を払うことなくシフトできてるのでその点、経済的にはかなり負担が軽かったと思う。
まぁ、Nちゃん曰く実家にはお金を入れてたそうだけど。
でも、これさぁ、考えてみるとやっぱ家賃って負担デカいわ。
住宅ローンも負担はデカいけど終わりがあるもん。
友人達を見てると、どうも賃貸派のほうが経済的に負のスパイラルに陥りやすい感じがする。
分譲が買えなくて賃貸派の場合はそもそもがビンボーなわけだけど、それでも強引に無理目のマンションを買っちゃった千歳烏山のKちゃんなんてその後、お金の面では大変だったみたいだけど最近はだいぶ落ち着いてきた。
住宅ローンもあと10年くらいだろうし、いざとなったらリセールバリューの高い世田谷区だし。
一生賃貸派のMちゃんと一度も家賃を払ったことがないNちゃんだって昔は同じ職場だったし、その後どちらも数々の転職を経て、ときにはMちゃんの方が給料の高い職場だったこともある。
Nちゃんは一時期、転職先で上司とメチャクチャ合わなくて病気になりそうなくらい(ってか実際、病院通いしてたけど)で、そのときも
もし仕事辞めたら住宅ローンどうしよう?
とガチで怯えていた。
そういう艱難辛苦を乗り越えての住宅ローン完済なので心からおめでとう!なのですが、もし、あの時、住宅ローンが無かったら彼女は会社を辞めてしまってたかもしれない。
Mちゃんは数年前、派遣から念願の正社員になった会社をなぜか一年ちょっとで辞めている。
もし、Mちゃんが住宅ローンという重しを抱えていたら辞めなかったかも。
どっちが良いのか悪いのかわかんないけど、住宅ローンという足かせは後になって考えると悪いばかりではないかも。
そういや、Nちゃん、以前はよくベローチェを愛用してたけど、最近は星乃珈琲がお気に入りだという、スタバのリザーブにもよく行くらしい。
コーヒー、クソ不味なのに値上しやがったベローチェ、ワタシはよく行きます。

この記事を書いた人
都内賃貸から隣接する埼玉4区に分譲を買い引っ越したものの、ビックリするくらいこの街が馴染めず、現在絶賛外出恐怖症。埼玉4区適応障害の東京ホームシック。ガチで東京リターンを模索中・・・しかし、首都圏相変わらずの物件価格高。年齢的に賃貸は無理ぽ。住宅ローンに最も嫌われるフリーランスのお一人さまは今後どうする?