昨日書いたように、百年戦争の如く仲たがいが続いていた母との10年振りの再会。
認知症がひどい、と聞いていたのでワタシのことも忘れてるだろうな、と思ったら意外にもワタシを見て嬉しそうだった。。。
「よく来てくれた」を何度も繰り返す母。
ワタシの顔をしみじみと見つめ
「忘れるわけがない。。。」とつぶやいた母。
正直、母と面会するまでは面倒くさいなとか何て手のかかる母親なのだろう・・・とネガティブな感情しかなかった・・・
しかし、
「忘れるわけがない。。。」
と言ったあの時の母の表情はワタシが小さい頃に好きだった母そのもの。
まだ、弟が生まれる前、夜遅く眠れずに大きく目を見開いていたワタシに気づき、
「眠れんと?」
と訊かれ
「うん」
と答えると隣で寝ていた母はなぜか大爆笑し、笑い転げながら自分の布団にワタシを抱き寄せ冷えたワタシの足を自分の足であたためながら愛おしそうに抱きしめてくれたことがあった。
なぜかその光景が蘇ってしまった。
もしかしたら、母も同じ光景を思っていたのかもしれない。
現在、認知症で大腿骨骨折・・・80代後半、となると覚悟しなければならない、と思っていたが身体は弱っても脳のほうは思ったより明晰な姿を目にした途端、このまま母を行かせてしまうようなことはしたくない!!
もう一度母に少しでも元気になってもらいもう少しフツーの母娘らしい時間を持ちたい!!
と強く思ってしまった。。。
服の上からでもハッキリ骨が浮き出るくらいにやせた母の太もも・・・
リハビリしてもダメなのか?
ワタシ同様母親とあまり仲が良くなかった友人が、数年前に母親を亡くした時に「自分がもっと上手く対応すれば母の健康寿命を延ばせたのでは?」と後悔したと言っていた。
今、ワタシも同じことを思っている・・・
幸い、ウチの場合、母はまだ元気(ではないけど、とにかく存命)だ。
確かに婆ぁだけど、考えてみれば現役デザイナーのコシノヒロコと同じ年だ。
あ、言うまでも無いけど向かって右がコシノヒロコね。
コシノヒロコ、2~3日前にテレビに出てたが、
「引退なんてしない!」と豪語していた。
是非、このスピリットをウチの母にも見習ってもらいたい!
そのためには、ワタクシ協力を惜しみません!!
が、しか~っし!!
実家の財政状況はワタシが思っていたよりひどかった。
しかも、身内でもない人間が入り込みワタシは出禁。。。
出禁なのに金をせびられる・・・
そして母の骨折にもうす暗~い疑惑が・・・
この記事を書いた人
都内賃貸から隣接する埼玉4区に分譲を買い引っ越したものの、ビックリするくらいこの街が馴染めず、現在絶賛外出恐怖症。埼玉4区適応障害の東京ホームシック。ガチで東京リターンを模索中・・・しかし、首都圏相変わらずの物件価格高。年齢的に賃貸は無理ぽ。住宅ローンに最も嫌われるフリーランスのお一人さまは今後どうする?