新井賞とは?
昨日、直木賞と芥川賞、発表されましたね。
この賞と同日に発表される賞に新井賞というのがあるのをご存知でしょうか。
わたし的にはこの新井賞の方に興味がある、というかこの賞を勝手に作った新井見枝香さんという三省堂の書店員さん、そしてそれを許可した三省堂に興味があるのです。
ご存知ない方のためにザックリと新井賞を説明すると;
なので、本来は権威もヘッタくれもないような賞なのですが、彼女の着眼点や本に対する目利きなところが買われてこの賞を受賞した作品は売れる!と言われてるそうです。
ってか、新井賞を受賞するとヒット間違いなし!
とまで言われてるそうで、芥川賞作家の又吉直樹氏も彼女のことは知っている。
それに調子こいたのかどうか、彼女自身もこのようにエッセイを出版。
ちなみに今年の新井賞に輝いたのはこのダルちゃん、と言うマンガ本。
別に小説にこだわってるわけではないみたい。
新井見枝香とは?
新井見枝香:プロフィール
1980年生まれ 東京都出身。
三省堂書店の有楽町店にアルバイトで入社後、契約社員を経て現在正社員。
2014年から独自に勝手に選考した新井賞を設立。話題を集めるために芥川賞・直木賞と同日に発表。
カリスマ書店員として顧客や作家からの信頼も厚く、三省堂内で「新井ナイト」などのイベント開催でも話題を呼ぶ。
作家さんから「本を売るために生まれてきたような人」といわれるほど。
以前にセブンルールにも出てましたね。
今や本好きの間ではちょっとした有名人。
新井見枝香よりも三省堂がすごくない?
で、この新井見枝香さん、と言う人、若干クセがある。
見た目は林真理子を若く可愛くしたような感じですが、性格もちょっと真理子入ってるかなって感じ。
本屋に行く新井見枝香さん、楽しそう♪
ちょっと協調性無さそうっつうか、我が道を行く感じで、それはそれで気持ち良い。
というか、ワタシ、キライじゃないかも。
で、この新井賞の制定も会社に相談無く、勝手にやったそうです。
よく、上は許したな、と思う。
だって、この新井賞作ったときってまだ、この人アルバイト店員ですよね。
普通、アルバイトが勝手にそんなもん作って店の中にポップ貼ったり、コーナー作ったりし始めたらソッコー取り外されちゃうと思うけど。
周りは彼女を認めてたから放置したのか、相手にすると面倒クセーと思ったから何も言わなかったのか。。。
とにかくそんなこんなで今に至る。
三省堂ってバイトと正社員で相当格差でもあるのか
新井見枝香さんってちょっとクセありそうなんだけど、本好きで純粋に面白い本を選んでいるという部分が支持されているそう。
「好きを仕事に」は私もいつも考えているのでこの人についてはリスペクトなんだけど、ただ、この人何かにつけ、三省堂正社員って言いたがるんだよね。
アルバイト、契約社員時代によっぽど、イヤな目に遭ったのか?
それとも正社員と言う立場がないとできないことでもあるのか?
単に自分は大きな組織に所属したちゃんとした人間ってことを言いたいのか?
彼女の嗅覚が本物ならアルバイト・正社員関係無くやれると思うけど。
新井さんを特集する番組っていつも、彼女の優秀さえゆえ、
アルバイト ⇒ 契約社員 ⇒ 正社員
になったみたいな言い方するけど、それだと正社員はヒエラルキーのトップにいる優秀なヒトばっか、ってことになるじゃないですか。
そうじゃないから色々困ってるわけで。
私は彼女がフリーのブックレビュアーとしてどこまで行けるのか見たいっすね。
でも、彼女、正社員になるまで少し時間がかかってるようだけど、どういうとこが評価されてどういうとこがマイナスだったのか。
あと、三省堂って正社員とそれ以外では相当格差があるのだろうか?
こういう人材を生かしてくれるとこ見ると働きやすい会社のような気もするけど。
この記事を書いた人
都内賃貸から隣接する埼玉4区に分譲を買い引っ越したものの、ビックリするくらいこの街が馴染めず、現在絶賛外出恐怖症。埼玉4区適応障害の東京ホームシック。ガチで東京リターンを模索中・・・しかし、首都圏相変わらずの物件価格高。年齢的に賃貸は無理ぽ。住宅ローンに最も嫌われるフリーランスのお一人さまは今後どうする?