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27歳の遺品整理人、小島美羽(こじまみう)
今日のザ・ノンフィクション(孤独死の向こう側)、ご覧になりました?
板橋区にある遺品整理会社に勤める27歳の遺品整理人、小島美羽(こじまみう)という女性が主人公だったのですが。
今回、画面からキャプチャしたちょっとグロい画像があったりするのでご用心ください。
遺品整理クリーンサービス 増田裕次社長
彼女が勤務するのは遺品整理クリーンサービス、この業界では女性は珍しいそうです。
会社と言っても社長は一人、社員一人の二人だけ。
こちらが社長の増田裕次氏(45歳)、時間ギリギリの出社を小島さんに突っ込まれる。
小島さん↓は入社して7年目。
高校卒業後、郵便局に勤務したあと遺品整理人に。
お休みの日には猫カフェに行ったりする普通の女の子といえば普通だけど、チャラチャラしてない感じ。
孤独死の現場を伝えるミニチュア作り
彼女を有名にしたのは孤独死の実態を世間に知ってもらおうと、この仕事で見聞した遺品整理・孤独死の現場をミニチュアで再現したこと。
このような書籍にもなっています。
ミニチュアで伝えることでより想像力が増して他人事ではない、と受け取ってもらえるのではと彼女は考え精巧な(時に残酷でもある)ミニチュアを作り続けている。
飼い猫を残し孤独死してしまった女性の部屋↓
食べるものが亡くなった猫は飼い主の遺体で飢えを凌いでいたという。
こうならないように周りとコミュニケーションを取っておきましょう、ということで作ったと。
社長の増田さんは彼女のミニチュア作りに最初は苦笑いだったが仕事の依頼は増え続け・・・
ミニチュア作りにやや懐疑的な増田社長の前で黙々と作り続ける小島さん。
2人はタメ口で「社長と従業員」というより夫婦漫才のような感じ。
依頼主の多くは遺族ではなく住んでいた家の大家だという。
ってことは瑕疵物件って言われてるより多いのかも。
都会で激増する孤独死
ちなみに65歳以上の孤独死(東京23区);
2018年:5953人
2003年:2672人
今回は「孤独死」で亡くなった男性二人のケースを紹介していました。
一人は風呂で亡くなった一人暮らしの50代。
カードローンの支払いが43万円残っており経済的にはだいぶ困窮していた様子が遺品から見てとれる。
といってもこの男性には別れた妻がいて、男手一つで4人の子を育てたのだからりっぱじゃないっすか。
酒飲んで酔って浴槽で亡くなる。
バスマットには皮膚がこびりつき、かなりグロい・・・
多分、匂いは相当だと思うが黙々と作業を進めていく。
大量に虫が発生したフロアを掃除していく小島美羽さん、27歳。
孤独死、3か月放置の現場は想像以上
2件目はさらにグロく、死後、三カ月が経ち白骨化。
映像の方も相当ボカシがかかってました。
一人暮らしの52歳の男性で発見者は離れて住む40代の弟。
死因はアルコール依存による肝硬変。
心の病もあったという・・・
この52歳の男性がアルコールに走ったのは付き合っていた女性が脳出血で植物状態
やがて彼女は意識が戻らぬまま帰らぬ人に。
これらの事情が彼の遺品、特に写真から明らかになってくる。
そして、この女性を亡くす直前に父親を亡くしていた男性はお酒に救いを求めていった。。。
孤独死、回避できたかも・・・
「孤独死」というと身寄りもなくそのまま無縁仏なイメージがあるけど、この男性には母親(70代)もいて弟と現場に駆け付け号泣。
この増田裕次社長と言う人は律儀なのか、49日が終わる頃、母親の様子を心配してこの男性の実家を小島美羽さんと共に訪れる。
「どうですか、少しは元気が出ましたか」と聞き、
「おかげ様で少しずつ日常が戻り始めています」という弟さんの言葉に本当にホッとしたように笑みを浮かべる。
亡くなった52歳の男性は生前、「孤独死だけはイヤだ」と言っていたという。
増田社長も
孤独死というのは人、特に遺族の心を傷つける言葉
という。
この男性、家族もいるし、実家もごりっぱでもし恋人の病死さえなければ普通に円満な人生を送れていた、もしくは恋人の死を酒に逃げることなく立ち直れたなら違う人生を歩めたのではないか・・・と思う。
しかも、弟さんはうつ病になってしまった兄を心配してよく訪ねて行っていたという、それがたまたま間遠になってしまったタイミングでの兄の死に責任を感じる弟。
それを励ます増田社長。
弟さんは;
遺品の整理、清掃だけでなく遺族の心のケアもしてもらえた
と感謝。
増田社長と小島美羽、バトル勃発
で、中盤、それまで夫婦漫才のように仲良かった増田社長と小島美羽さんの間がギクシャクしてくる・・・
あ、痴情のもつれとかじゃないですよ。
原因はそれまで小島さんのミニチュア作りに懐疑的だった増田社長がなぜか自分もミニチュア作りを始めたこと。
これについては先駆者小島さんは納得がいかない。
というか、何でいきなり?感は否めない。
増田社長の説明もイミフで「孤独死があっても良い世の中にしていきたい」とか何とか・・・
で、この時に増田社長が言ったのが、
「大家は自分の貸している家をこんな風にされたという被害妄想が多い」
孤独死、ダメージがでかいのは大家
いや、これ、被害妄想じゃなく、実際こうなったら瑕疵物件で大家としてはダメージでかいんだってば。
それゆえに大島テルが存在し、トークイベントを行い、それに出掛けていく私がいるんだから。
ってか、要は遺品整理の現場をミニチュアで再現して話題になり、こんな本まで出しちゃう小島美羽さんに後乗りしようってのがみえみえ・・・
でも、この孤独死現場のミニチュア作りって孤独死とは縁遠い若い女性がやるなら話題にもなるけどオッサンがやってもねぇ~・・・
このまま二人は決別か?と思われたが、今年の春、増田さんの父親が病気になり帰らぬ人に。
父親の死をきっかけに和解モード
皮肉なことに増田さんは自分の父親の最期を看取ることができず、父親は今年の4月に他界。
落ち込むを増田さんを口は悪いが明るく励ます小島美羽 27歳。
これをきっかけに二人の険悪だった仲も和らぐ。
そしてまた元のように夫婦漫才のような掛け合いに戻るわけっす。
今回ふと思ったのですが、孤独死のような死に方が多いってことはそれだけ瑕疵物件も増えてるってことですよね?
それにしては巷に出てる瑕疵物件、少なくないですか?
そういえば大島テルのトークイベントでほんとは瑕疵物件として出されるはずの物件でも何だかんだ理由つけて瑕疵物件にしないようにしているって話だったのが現実味を帯びてきたな。
私も分譲探しのときに2件、瑕疵物件にあたりましたもん。
ちなみに1件は最初に教えてくれず・・・
この記事を書いた人
都内賃貸から隣接する埼玉4区に分譲を買い引っ越したものの、ビックリするくらいこの街が馴染めず、現在絶賛外出恐怖症。埼玉4区適応障害の東京ホームシック。ガチで東京リターンを模索中・・・しかし、首都圏相変わらずの物件価格高。年齢的に賃貸は無理ぽ。住宅ローンに最も嫌われるフリーランスのお一人さまは今後どうする?